【SE 1年半】IT技術の習得が困難だった

私は、大学卒業後、大手のIT企業にシステムエンジニアとして就職しました。しかし、大学は法学部で、ITについてはほとんど何の知識もありませんでした。

 

入社後に研修があり、それと並行してOJTも始まりました。同期入社の中には、大学でコンピュータの研究をしていた人などもいて、そういった人たちと比べると、各段に能力の差がありました。

 

さらに、悪いことに、私の教育担当になった先輩との相性がよくありませんでした。

 

能力的に問題があったため、入社1年後、新人が入ってきたタイミングで、配置転換がありました。

 

それまで、メインフレームと呼ばれる大型コンピュータの担当だったものが、オフコンと呼ばれる中型機の担当に変わりました。それにともなって、勤務地も東京から地方の支社へと変わりました。

 

はっきり言って、仕事にも会社の人間関係にも行き詰っていました。配置転換も左遷と言っていいものです。

 

会社を辞めることを真剣に考えました。しかし、実家は経済的に苦しく頼ることはできませんでした。これといった特技も技術もなく、コネもありません。本当に困り果てました。

 

いろいろ悩んだ末に、何とか今の会社で自分の居場所を築くことを考えました。逃げ場がどこにもないという現実を受け入れねばならないと思いました。

 

そこで、私はパソコンのスキルを習得しようと思いつきました。パソコンなど使えて当たり前と思われるかもしれませんが、ユーザーとして使用するのと、エンジニアあるいは管理者として、パソコンを担当することでは、大きな違いがあります。

 

マイクロソフト社が主宰している、ベンダー資格を取ることにしました。

 

情報処理関係の資格には、公的機関の主宰する情報処理技術者試験などがありますが、メーカーの主宰するそのメーカーの製品に関係した資格もあります。それらがベンダー資格と呼ばれています。

 

会社の補助は受けずに、自費で資格の勉強を始めました。幸いこれらの資格についてのテキストや問題集は、一般の書店で販売されていました。

 

受験料なども自費で一回の受験料は1万5千円でした。手痛い出費でしたが、我慢しました。

 

とにかくがむしゃらに頑張って、勉強を続けました。

 

その甲斐あって、複数のベンダー資格を取得することができました。

 

私がいたのはオフコン担当の部署だったので、パソコンのスキルがある人間は希少でした。

 

その当時、会社はちょうどパソコン関係のビジネスに力を入れていました。おかげで、その部署でのパソコン関係のビジネスにおいては、私が中心的役割をしました。

 

資格をとり、スキルを身につけることで、何とか退職の危機を脱することができたのです。

 

ただし、その後、体調を崩して長期の療養をすることになりました。パソコン関係のビジネスは、ITビジネスの中でも競争が厳しく、神経を使いすぎた結果でした。

 

そのような結末なので、私の体験はあまり参考にならないかもしれません。

 

今、仕事の悩みを抱えている人に対して、アドバイスできることは、結局自分の力しか頼れるものはないということです。

 

いろいろ辛いことがあるでしょうが、悩む暇があるなら自分の能力を向上させることを考えるべきです。

 

試しに書店のビジネス書や資格試験のコーナーに行ってみては、いかがでしょうか。

 

なんでもいいから、興味の持てる分野の勉強をはじめてみてはいかがでしょうか。

 

知識や技術を持てば、それは自信につながります。まずは何か勉強を始めてみてはいかがですか。